この記事では、日本の牛肉の生産の実態を書きます。
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牛肉を食べる方は、しっかりご覧ください。
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糞尿だらけの地面
肉用牛の多くは牛舎内で一生のほとんどの時間を過ごします。
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約88%の農家は、生後1年以上の肥育牛を放牧場や運動場に放すことがなく、
牛は出荷されるまでの期間を牛舎内で閉じ込められっぱなしで過ごします。
その運動不足の状態で、太るよう濃厚飼料が多給されていくのです。
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牛の糞が土にかえり草が生え、その草を牛が食べるという自然で持続可能なスタイルの場合は、
牛1頭につき1ヘクタール(100m×100m)の面積が必要だと言われています。
日本人は1日あたり約200gの糞をしますが、肉用牛は1日あたり約17.8kgもの糞をします。
つまり、その量は89倍にものぼります。
牛舎のような狭い空間に、多量の糞をする牛が複数いるわけですから、
掃除をしても追い付かず、多くの農場の床は糞尿にまみれです。
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糞尿にまみれた牛舎では、牛は糞尿の上での生活を余儀なくされ、
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寝床も糞尿の上になります。
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糞尿の上で生活する牛たちは、糞が体にこびりつき、
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その糞尿にハエが群がります。
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肉牛農場では、牛舎飼育が主流ですが、中にはつなぎ飼いを行うひどい農家もいます。
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主流である牛舎飼いを行わず、効率のために牛を繋ぐような農家が、
掃除を適切に行うはずもなく、床はやはり糞尿にまみれています。
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無麻酔で去勢する
肉牛のオスは、性質をおとなしくさせ牛同士の闘争を防ぐため、やわらかい肉質にさせるためなどの理由で、去勢されます。
和牛農家自らがアップした動画です。
農家が牛の陰嚢を刃物で切り刻み、牛は、痛みで暴れ、鳴き叫びます。
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両方に切れ込みを入れると、陰嚢を強く握り、睾丸を露出させ、
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その後、器具を用いて、睾丸の根元を捻じり取ってしまいました。
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この農家が特別ひどいわけではありません。
麻酔なしの去勢は、畜産では一般的に行われている事です。
↑この農家は、牛が痛がっているとはっきり認めています。
数日は食欲も低下する、と書いていますね。
性質をおとなしくさせ牛同士の闘争を防ぐため、やわらかい肉質にさせるためなどの理由で、去勢されます。
生後2か月ほどで腹腔から睾丸が降りてくるため、去勢はそれ以降に行われます。
皮膚を切開して、精索と血管を何度か捻りながら、引いてちぎるという去勢が
多くの場合麻酔なしで、獣医師ではなく肉用牛農家自身の手で行われています。
生後3か月より前に行えば痛みを最小限にできると言われていますが、
日本の肉用牛の90%以上が、生後3か月以上で去勢を行っています。
うちは麻酔をしている! という農家もいるでしょうが、
仮に麻酔を打とうと、麻酔が切れたら痛いことに変わりはありません。
除角
牛は、本来、角があります。
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しかし、畜産の牛たちを見ると、角がない牛が非常に多いです。
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農家によって角を切り取られてしまっているからです。
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牛の性質をおとなしくさせる、飼育者が怪我をするのを防ぐといった目的で行われます。
麻酔なしで切り落とされ焼かれる
日本では
肉用牛の農場では約60%、乳牛の農場では約85%が除角・断角を行っており、
そのうち、肉用牛の農場では約83%、乳牛の農場は約86%が、麻酔なしで行っています。
概算で、肉牛農場は約50%、乳牛農場は約73%が、麻酔なしで除角を行っているのです。
生後3ヶ月以内の牛の場合は、角芽を焼くために、熱された焼きゴテで、皮膚をやけどさせられます。
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このときの温度は、最低でも600℃以上の高温になると言われています。
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この焼きゴテを数秒あてられ、牛は絶叫し、暴れます。
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角が育ってしまった牛の場合は、ワイヤーのこぎりで、神経を含めて角を切ってから、
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焼きごてを押し当てられます。
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この説明を聞いただけで、ほとんどの人が、激痛を伴うことは容易に理解できるでしょう。
除角の時の牛の痛みは相当なもので、失神してしまうこともあります
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首を固定した状態で大きな恐怖と苦痛を与えることで、頚椎脱臼・骨折などでショック死させてしまうこともあります。
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人間でいう指を切りとすのと同じ
以下は、和牛農家が自ら上げた、麻酔なしで除角を行う映像があります。
角を切った後に、痛みで牛が暴れる様子が映っています。
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そして、切られた時の痛みは、人間が指を切り落とされたのと同じ、と農家自らが認めています。
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日本の農家は都合の悪いことを隠す傾向がありますが、この人はかなり正直な農家です。
しかし、この事実を知ってもなお、感謝して頂きますなどとといったお花畑コメントで溢れているのが日本の現状です。
動物虐待の場面を見ても、自分の欲が絡むと思考が停止するのです。
近年の日本人の倫理観はかなり壊れてしまっています。
この農家によると、除角の影響で、カラスに角をつつかれて怪我をしたり、角に膿がたまることもあるようです。
除角で死亡した牛
以下は、除角によって牛が死亡したと言う、日本の畜産従業員からのレポートです。
2017年○月○日
この日の事件の詳細について述べていきます。
除角作業は農協職員ほか10数名ほどで、1日で20頭くらい、各農家に回りながら行っていくものでした。
私の勤める農場には肉用和牛がいます。そのうちの1歳になる雌牛がこの日最後の除角として、17時頃一行がやってきました。
わたしも初めて見たのですが、
まず子牛をスタンチョンという鉄柵で頭を抜けないようにして、
さらにタツという、ロープで作った頭絡(とうらく)で頭を拘束します。
初めて繋がれて、見ず知らずの多数の男性が道具をもってあらわれたことで、牛は興奮状態に陥っているようにみえました。道具は、はっきりと見てはいないのですが電気カッターのようなものでまず角を切り落とし、
その後木炭で熱したコテのようなものをあてていました。
暴れる音は聞いたのですが泣き声は特には聞いていません。
作業者のかっぱには血がついていました。
そのあと、農場主の要請で鼻輪の穴開けも同時におこなわれました。
鹿の角のようなもので開けていたようです。
麻酔なしで行われるこれら一連の作業を、私は直視することができませんでした。
その後、作業者のほうから「この牛ショックで失神しとる」という声が聞こえてきました。
見ると牛は目を開けたま動きがありません。
そのうち何人かが頭を叩いたり体をゆすったりしてみますが変化がありません。
このときぐらいから雰囲気が変わりだし、あるものが獣医に連絡をいれました。
心臓マッサージが始まり死んでいるのではないかと一人ひとりが認識しはじめました。
獣医が30分ぐらいして到着し、事情をそれぞれから聴取し、ショック死、心不全の診断を下しました。
畜産従業員の見た、除角による牛の死亡| 畜産動物たちに希望を Hope For Animals
この牛は、除角によるあまりの苦痛でショック死してしまったのです。
この凄まじい虐待が、日本の畜産では平然と行われています。
体の一部を切りとること自体が異常なわけですが、
牛たちは、人間の欲のために、激痛を与えられながら角を切られ、時には気絶、時には死亡するわけです。
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少なくとも麻酔を使えば、痛みを軽減できるにも関わらず、
大半の農家は、怠慢なのか、経費削減なのか、麻酔を使用していません。
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それでいて「牛たちは家族」などと言ってるわけですね。
もし、家族である親や兄弟や子供の、何の異常もない体の一部を、麻酔なしで切りとって傷口を焼いたことがある、という方がいらっしゃったら、ぜひお知らせください。
いかに農家たちが、建前を言っているのかが分かるでしょう。
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失明する牛
脂肪が筋肉の間に細かく網の目のように入った「霜降り肉」。
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この霜降り肉を作るために、牛たちは、脂肪細胞の増殖を抑える働きのある、ビタミンAが少ない餌を与えられます。
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このビタミンA欠乏が慢性的に続くと、
光の情報を視神経に伝えるロドプシンという物質が機能しなくなり、
重度になると、瞳孔が開いていき、失明に至ってしまうことがあります。
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以下は、2011年6月11日 信濃毎日新聞の記事。
その牛は、額の先で手を振っても反応がなかった。
黒目は焦点が定まっていない。ほかの牛と体をぶつけることも多い。
「盲目の牛です」。ステーキなどの高級食材になる和牛を飼う県中部の50 代の男性農家が打ち明けた。
「おいしい肉にしようとすれば、こうした牛が出てしまう」と男性。飼育中の約130 頭のうち、1 頭が完全に目が見えず、10 頭弱は視力低下が進んでいる。
こうした牛も人体への影響はまったくないとされ、普通に出荷される。
盲目になるのは、肉に「サシ」と呼ばれる白い脂肪分を入れようとして、牛の栄養が偏ってしまうことが原因だ。
和牛の価格は、サシの入り具合で決まる。多くの農家の目標は、高値で取引される細かなサシが入った「霜降り」の牛を育てることだ。
そのため、農家は生後約1年半から数カ月間、ビタミンを多く含む牧草などの餌を抑え、穀物が中心の飼料で太らせる。
これがサシを入れるために欠かせない技術とされる。
「霜降り」という日本の食文化を支える生産者の知恵だ。
しかし、ビタミンは、視力維持に必要な成分。欠乏がひどくなると盲目になりやすい。
足の関節が腫れて歩行に障害が出る場合もある。
指を落とす痛みと認めていた農家は、以前、盲目の牛を出荷する動画もアップしていました。
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失明しなくとも体に必要な栄養素の欠乏は、牛の苦痛を増加させます。
ビタミン制御した飼料給与が原因で、浮腫(むくみ)等の症状を示した牛の割合が37.7%という調査もあります。
「最上級」の霜降り肉でなくてよいならば、ある程度は脂肪交雑しているにもかかわらず、
食肉格付けの高い「最上級の霜降り」を求めて、牛を病気に追いやるような栄養制限が一般的に行われています。
異常行動
肉用牛の多くは牛舎内で一生のほとんどの時間を過ごします。
牛舎での生活は、つなぎ飼育よりマシなだけで、移動範囲が制限され自由がなく、地面は糞まみれで、ストレスを抱えることに違いはありません。
舌遊び
本能を満たせず、ストレスを抱えた牛は、舌遊びという異常行動を行うことがあります。
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舌遊び行動とは、
舌を口の外に長く出したり、舌先を左右に動かしたり、舌先を丸めたりする動作を持続的に行う行動のことを言います。
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人工哺乳、粗飼料の不足、つなぎ飼い、単飼などの行動規制が原因で、引き起こされます。
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母牛の乳を十分に吸わせてもらえなかった、一頭で飼育されている、繋がれたままでどこにも行けない、いつも同じ場所で好奇心を満たすものが何もない、採餌のための探索行動ができないといった不満や苦悩を、舌遊び行動でまぎらわしているのです。
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舌遊びをしている姿を見てカワイイと言っている人がいますが、その人は精神に異常をきたした行動を見て癒やされているのです。
皮膚真菌症
栄養状態の悪い牛や、飼育環境の悪い牛舎では、皮膚真菌症になる牛がいます。
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これはカビが原因の皮膚炎です。
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カビの仲間であるトリコフィートンベンザルという白癬菌が原因で、白い斑点ができます。
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肉用牛は牛舎飼いが多いので、乳牛に比べて快適と思っている人が多いかもしれませんが、
結局、牛はストレスを感じているということです。
もちろん肉用牛であっても、つなぎ飼いをする農家もいます。
その場合は、よりストレスフルで、異常行動、病気、死亡が多発するのは言うまでもありません。
人工授精という名のレイプ
肉用牛は、乳牛から産まれたオスや、乳牛と和牛を掛け合わせた交雑牛(F1)が肉牛として飼育されます。
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母牛は好みのオスの牛と交尾させてもらって妊娠するわけではありません。
人工授精 つまり 人間の手によって、妊娠させられるのです。
その方法は、非常におぞましく、
人間が、牛の肛門から腕を突っ込んで糞を掻き出し、腸の中から膣を掴んで、器具を用いて精子を注入します。
人工授精は、別名レイプ繫殖と呼ばれています。
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当然、牛は嫌がります。
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これを業界の人間は喜んでいるといったり、受け入れているなどと言って、嘘をついています。
去勢・除角以外の無麻酔の処置
麻酔なしの処置は角の切断に限ったものではありません。
耳標の取り付け
牛の耳には必ず耳標がついています。
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耳標には個体識別番号というものが書かれています。
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個体識別番号ごとに、牛の性別や、種別、生まれた年、生まれた場所、飼養された場所、と殺された場所、と殺された日などがデータベースに記録されます。
人間でいうマイナンバーのようなものです。
この耳標を、牛達は麻酔なしで付けられます。
明らかに痛がっているのが分かります。
鼻輪
牛にとって鼻は敏感に痛みを感じるため、牛を扱いやすくするために、農家は鼻輪をつけます。
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当然のことながら、牛の鼻柱に最初から穴があいているわけではありません。
農家たちが穴を開けているのです。
ペンチのような金具を使って、左右の鼻を貫通させるのです。
もちろん、麻酔なしでやります。
この人たちの動画では確認できませんが、下手な人がやると、血がドバドバ出てきます。
当然ですが、牛は痛がります。
以下は、米沢牛農家のブログです。
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鼻をあけるときは専用のペンチのようなものを使います。
とても痛いようで数日人間不信になります。
先ほど除角の時に紹介した和牛農家は、以前鼻かんを開ける様子を動画でアップしていました。
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激痛で鳴き叫ぶ牛の様子が映っていました。
現在は削除したようです。
牛の普通の鼻はこんな感じですが
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とある農場のこちらの牛は、鼻の形がおかしいですね。
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横から見ると分かりますが、鼻柱の部分がないようです。
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鼻輪によって、ちぎれてしまった可能性があります。
もしそうだったとしたら、どれだけ痛かったのか想像に難くないでしょう。
出荷後の虐待
牛の寿命は20年ほどと言われていますが、肉用牛は2年から2年半ほどで出荷されます。
拘束されて長時間移動
出荷の際は、トラックでと殺場まで運ばれます。
北海道から東京までの長距離だろうと、夏場のうだる暑さ、冬場の凍える寒さであろうと、体調不良や病気や骨折で立てなかろうと、ぎゅうぎゅう詰めにしたり、紐で結んだりして、荷台に乗せられます。
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牛がどれだけ辛くても、牛のために休憩することはなく、長距離を人間のペースで移動させられます。
と殺場に着いた頃には、ぐったりして動けない牛もいれば、死んでいる牛もいます。
動けない牛は、このようにして片足を吊り上げられ運ばれます。
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以下は、輸送中に死亡した牛です。
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体調の悪い牛を、酪農家が屠殺場に送ったのです。
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恐怖で泡を吹く牛を蹴り、尻尾を折り曲げて移動させる
例え、歩く気力が残っていたとしても、恐怖から屠殺場に行こうとしない牛もいます。
動画の牛は、恐怖とストレスで、口から泡を吹き、
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職員に引っ張られても、その場から動くことを拒否しました。
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仕事が進まない職員は、この牛を何度も蹴り
![](https://chirotsugu.com/wp-content/uploads/2024/03/o1048058614972759514.webp)
尻尾を折り曲げるなどして、強制的に移動させました。
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殺すというこれ以上ない暴力が日々行われている場所です。
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思い通りにならず業務に支障が生じれば、これくらいのことが行われても何も不思議ではありません。
夜間放置
屠殺場に到着した牛たちは、屠殺が行われる翌朝までの夜間、放置されることが多々あります。
長距離を運ばれ、クタクタにも関わらず、短い紐でつながれ、横たわることができません。
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1月の寒い時期であろうと、このまま翌朝まで放っておかれます。
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水も飲ませてもらえないことが多々あります。
ドロドロで不衛生な場所に、24時間つながれることもあります。
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ストレスで泡をふいています。
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どれほど辛いのか。
この牛は、ガチガチに固定されていて、顔を動かすことすらできません。
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どうせ殺すわけですから、牛たちには何の配慮もありません。
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つなぎ飼いだろうと、牛舎飼いであろうと、放牧だろうと、牛の最後はこの屠殺場です。
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寿命を迎えることなく、若いうちに殺されます。
安楽ではない屠殺
最後は恐怖の中、頸動脈を切られ、出血多量で死亡します。
と殺の流れ
映像は海外のものですが、日本も全く同じです。
日本の牛のと殺では、眉間にキャプティブボルト(屠畜銃)を撃って気絶させるのが一般的です。
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キャプティブボルトを額に撃つと、銃の中のボルトが額を貫通し、脳震とうを引き起こし、気絶します。
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こちらの牛は人を信用し、暴力を奮われるとも知らず、職員のにおいを嗅いでいます。
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結局、ボルトを打ち込まれ、倒れ込みました。
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しかし気絶しておらず、モーっと苦しそうに呻いていました。
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そして、職員は2度目のボルトを打ち込みました。
![](https://chirotsugu.com/wp-content/uploads/2023/12/h-1024x580.png)
キャプティンボルトを撃ったあとは、片足を釣り上げて逆さ吊りにします。
![](https://chirotsugu.com/wp-content/uploads/2023/12/i.png)
そして喉を切り裂かれ、出血多量で死亡します。
![](https://chirotsugu.com/wp-content/uploads/2023/12/j-1024x628.png)
これが牛のと殺です。
気絶処理があるから痛みはないのでは? と思う人は、次の鼻血を垂れ流し、苦しそうにゆっくりと倒れ込む姿をしっかりとご覧ください。
あなたがもし死ぬとき、このような目にあってから死にたいですか?
失敗する気絶処理
先ほどの動画でもあったように、気絶処理は必ず成功するわけではありません。
上の動画の牛は、キャプティンボルトを撃ち込まれましたが気絶させることはありませんでした。
![](https://chirotsugu.com/wp-content/uploads/2024/01/a-1024x595.png)
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その後、頭に激痛を与えられた牛は、頭をかばい続けます。
仕事が滞り、職員は牛をナイフで体をつついたり、
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尻尾を折ったり、引っ張ったりして、頭を出すよう促します。
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拷問に耐えられず、最後はあきらめて頭を向け、再びボルトを撃ち込まれ、
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首を切られ、殺されました。
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本当に惨めな最後でした。
このように、気絶処理には失敗があります。
英国の2016年の研究では、不十分な気絶は12.5%とかなり高く、
オーストリア、ドイツ、スイスの屠殺場の2000~2011年の研究では、牛のキャプティブボルトで28%で十分なスタニングがなされていませんでした。
日本はデータすらありません。
日本の畜産動物福祉評価は、最低レベルのGランク。
上記の国々は、B~Dランクですが、その国でもかなりの失敗率であることを考えれば、日本はもっとひどいと考えるのが自然でしょう。
感謝して頂くという言葉には何の意味もない
これが日本人が欲する牛肉のために尽くしてきた牛たちの一生です。
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日本人はすぐに、感謝すればいいとか、いただきますに意味があると言いますが、
このような悲惨な目にあわされても、感謝されたら許すという変わった方がいらっしゃいましたら、ぜひご一報ください。
感謝や、いただきますなんて、無駄に大食いしているような人間でも言っているような、
何の意味も価値も中身もない、誰でも言える言葉です。
あと、いただいているのではなく、奪ってるだけですからね。
動物達はあなた方に体を与えようなんて思っていませんよ。
誰かが自分の財布を勝手に取って「感謝していただきました」と言ってたら納得するんですかね?
自分の欲のために奪っただけですから、そんな言葉1つで納得するわけがありません。
食卓で言う、感謝していただくも全く同じです。
本人に奪っている自覚があるかないかだけの話。
感謝して頂きますという言葉は、それを言うことで、罪の意識をなくし、謙虚な気分まで味わうという、非常に自己中心的なごまかしの言葉です。
食べるのであれば、実態をしっかりと映像で確認し、感謝などという浅い言葉で片付けられないことを知り、せめて罪悪感を感じながら食べるべきでしょう。
肉は人間に必要がない
栄養のために肉が必要、肉を食べないとタンパク質不足になると思い込んでいる人が非常に多いですが、
肉からしか摂れない栄養はありませんし、タンパク質不足にもなりません。
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肉を食べる理由は美味しいという欲だけのためです。
自らの欲のためだけに、感情ある生き物に理不尽な暴力を強いて良いのでしょうか?
牛肉を食べるのをやめましょう。
肉の代替料理
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